なぜ今ネットショップが展示会なのか１

おはようございます＾＾
レンタル什器屋二代目社長で展示会活用アドバイザーの大島節子です。

先日、Ｔシャツ専門のネットショップ京都イージーさんから初展示会を開催された際のお話を伺ってきましたので、今日から数回シリーズでお届けします。

株式会社イージーの岸本社長は1995年にご実家の衣料品販売店のオンライン通販部門としてＴシャツの販売を開始されて以降、日本のネットショップの開拓者的存在として業界を牽引して来られた方です。2001年に自社商品nutsシリーズを立ち上げられてからもインターネットでの個人向け販売のみを続けてこられたました。卸は一切されません。Ｔシャツメーカーが卸を目的とせず展示会を開催する目的は何なのか、皆さんも気になっていらっしゃるであろうお話を岸本さんからたっぷり聞いてきました(^^)。

展示会をやろうと思ったきっかけ

株式会社イージー　代表取締役　岸本栄司さん

岸本さんには「Ｔシャツは直接肌に触れるものだから商品に直接触れていただく機会を持ちたい」以前からそういう思いがおありでした。ネットショップ勉強会仲間の新保さんの取り組み（滋賀の精肉店“さかえや”の新保社長が開催されている自社の肉（主に熟成肉）をお客さんと一緒にレストランで味わうお食事会“肉MEETS”)やふーこさんの取り組み（福岡の防音資材メーカー“ピアリビング”の室水社長が開催されている防音体験イベント）も刺激となっていました。

古くからのネットショップ仲間に年始に「今年は展示会をやる！」と宣言していたところに、2月に新潟のサングラスshopメガネのまついさんとお会いする機会があり、松井さんが5月に東京で展示会をされることを知り「これはナイスタイミング！」と共催を申し出たところ松井さんのサングラスという商材と自分のＴシャツという商材が顧客層が重なるところもあり、快諾いただき共催することとなりました。

卸をしないのに展示会をやる目的と成果

目的は自社商品nutsシリーズを既存のお客さんに実際に触っていただくこと。「販売はしません。新規顧客が欲しいわけではない。既存のお客さんに更に“見て触れてください”という会。いわゆる展示会ではないし、内覧会でもない。車の試乗会に近い。」とのこと。なるほど！　だいぶわかってきましたよ！(^^)　

結果、2日間で来場いただいたお客様は120名。当初の実際に触っていただくという目的は十分に果たされ、サイズ感や色への細かいご要望など話してみてはじめてわかるお客さんの声をいただくことができました。今回、実際にお話したお客さんの要望に応えていくことで「生涯顧客になっていただけると感じた」とのことで、確かな手応えを得、成果には満足されているとのことでした。

一旦、まとめ

今朝はネットショップが展示会をやる「きっかけ」「目的と成果」について書いてみました。明日以降「初展示会の課題（予算・集客・接客）と解決法」「今後の展開」などシリーズで書いていく予定です。お楽しみに(^^)。

＞＞「なぜ今ネットショップが展示会なのか２」へつづく

今日もお読みいただきありがとうございます！

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大島節子

代表取締役 ： （有）マルワ什器

1975年　大阪市生まれ。　1998年家業マルワ什器入社。2001年、26歳のときに売上の95％以上を占める得意先が倒産する、という人生の試練を経験。連鎖倒産の危機を回避し家業を立て直す過程で多くの展示会現場に携わる。現在、什器レンタル屋二代目社長として、また2012年からは展示会活用アドバイザーとしても活動中。

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