どの展示会にどんなお客さんが来るのか

おはようございます＾＾
レンタル什器屋二代目社長で展示会活用アドバイザーの大島節子です。

昨日も暑かったですね。日に日に夏っぽくなってきます。そんな早朝の大阪から今朝もブログをお届けします。

展示会によって来るお客さんは違う

展示会の出展目的を明確にしコンセプトを作っていく過程で頭に置いて置かなければならない視点、というものがあります。それは展示会によって来るお客さんは違う、ということです。例えばホームページのコンセプトであれば一度作ったらずっとそのままでOKです。しかし展示会は展示会ごとに来るお客さんが違うので「誰に何を伝えるために出展するのか」の“誰”を見直す必要があります。今朝のブログでは展示会に来るお客さんの違いを考えてみたいと思います。

３種類の展示会とその目的から見えてくる顧客層

展示会は大きく３種類に分けることができます。総合展・業界展・専門展の３つです。それぞれの特徴を説明していきますね。

総合展

まずは総合展。大阪だと「大阪勧業展」、名古屋だと「メッセナゴヤ」、東京だと「新価値創造展」などがこれにあたります。主催者は商工会議所や中小機構。目的は地域経済の発展です。いずれも出展料は１コマ３ｍ×３ｍとして数万円～１０万円くらいまでと安く展示会初出展企業はまずここからはじめるといいと思います。顧客層に統一性はありません。出展社の割合に製造業が多かったらお客さんも製造業が多くなりますがいろんな人が来ます。なので顧客ジャンルを選ばない商材を扱っておられる企業に向いていると言えます。

業界展

次は業界展。例えば「国際ウェルディングショー」は一般社団法人日本溶接協会が主催する溶接業界のための展示会です。目的は業界の発展。出展料は１コマ３ｍ×３ｍで２０万円くらいが多い印象です。顧客層は業界関係者とその業界に興味がある人。自社の専門性をそれを求めている人にピーアールすることができる場です。

専門展

最後は専門展。製造業で言えば機械要素技術展などがこれにあたります。主催するのはリードエグジビションジャパンに代表される展示会主催会社。上の２つの大きく違うのが目的です。上の２つがあくまでも地域経済や業界の発展が目的で主催者は別に儲けなくても良いのに対し、展示会主催会社はそれが商売なので出展社の成約を支援することで主催者が儲ける必要があります。

出展料は１コマ３ｍ×３ｍで５０万円ほど。非常に高いですがその代わり見込み客に案内を送ったりテレアポをするなど上２つにはない本気の集客をしてくれます。なので求める顧客層を明確にしそれに合った専門展を選ぶことにより出会いたいお客さんに出会える可能性は高くなる、と言えます。

３種類の展示会の違いを下記の表にまとめてみました。出展目的を明確にする際の参考にしていただけましたら幸いです。

まとめ

今朝はどの展示会にどんなお客さんが来るのかというタイトルで３種類の展示会の違いをまとめてみました。

今日もお読みいただきありがとうございます。

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大島節子

代表取締役 ： （有）マルワ什器

1975年　大阪市生まれ。　1998年家業マルワ什器入社。2001年、26歳のときに売上の95％以上を占める得意先が倒産する、という人生の試練を経験。連鎖倒産の危機を回避し家業を立て直す過程で多くの展示会現場に携わる。現在、什器レンタル屋二代目社長として、また2012年からは展示会活用アドバイザーとしても活動中。

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