展活誕生前夜のはなし　第４話

おはようございます＾＾
レンタル什器屋二代目社長で展示会活用アドバイザーの大島節子です。

先週から「展活誕生前夜のはなし」と題して“なぜ展活だったのか”を言葉にしストーリーにする試みをはじめています。今までに書いたものはこちら。

・展活誕生前夜のはなし　第１話
・展活誕生前夜のはなし　第２話
・展活誕生前夜のはなし　第３話

今日は第４話を書いていきます。

どこに向かっているのかわからない

前回はインターネットの波に乗ったマルワ什器が2008年に売上を得意先倒産以前の水準に戻し、2009年は過去最高の月商を出す月があるなど、2001年に決意した「私がマルワ什器を再建する！」を成し遂げたところまでを書きました。とりあえず“これでもう倒産することはない”という状態になったマルワ什器に次の目的が必要なステージが訪れたわけですが、ここから停滞期に入ってしまいます。

上の画像は今もウェブ上に残っている当時のブログですが、2008年9月の記事を最後に更新が止まってしまっています。どこに向かっているのかわからないからブログが書けなくなってしまったんですよね。それまでも社外的にも社内的にも大変なことや辛いことはたくさんありましたが「倒産を回避する」というブレない目的があったので何があってもがんばれました。ところがその目的が果たされてしまうと徐々に辛いことがただただ辛いだけになってしまいました。

ある日、腰が立たなくなったことをきっかけにそこからあらゆる身体の不調が出ました。身体が悪いなら治せばいいのですが、そもそも何のために治さなければならないのかがわからないので治す気が起こらないんですよ。そんな状態で体調不良を理由に外に出なくなり、人とも会わなくなり、ずっと「私、なんでこんなことになってしまったんやろう」と考えながら、必要最低限の仕事だけをなんとかこなしていた、そんな時期でした。

もう一度生き直そう！

転機は2011年3月に突然訪れました。それはインターネット勉強会仲間の同世代の女性が震災のあとの津波で亡くなったと知ったときです。このときはじめて

私が無駄に生きた今日という一日は、昨日亡くなった方が「生きたい！」と切望した明日なのだ。

ということが細胞レベルで理解できたんです。彼女が必死に生きようともがいていたとき、一体私は何をしてしてたんだと、心の底から彼女に申し訳ないと思いました。そしてこれからは彼女に恥ずかしくない生き方をする！そのためには根本的に考え方を変える、と決めました。

身体が悪いなら治す、問題があるなら解決する方法を考える、そういう当たり前のことからまずはじめてみました。一つ一つ問題を解決していく中で「ホームページのあり方」もまた考え直さないとな、と思っていたところ村上さんのウェブ活用講座の募集を見つけ、そこで展活が生まれることになります。

そこへたどり着く過程でもう一つエピソードがあるのですが、それは明日書きます(^^)。

まとめ

今日は展活誕生前夜のはなし第４話ということで目的を失ってしまったことによって訪れた停滞期と、そこから脱することになった転機について書いてみました。

今日もお読みいただきありがとうございます。

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大島節子

代表取締役 ： （有）マルワ什器

1975年　大阪市生まれ。　1998年家業マルワ什器入社。2001年、26歳のときに売上の95％以上を占める得意先が倒産する、という人生の試練を経験。連鎖倒産の危機を回避し家業を立て直す過程で多くの展示会現場に携わる。現在、什器レンタル屋二代目社長として、また2012年からは展示会活用アドバイザーとしても活動中。

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