小さなブースを見つけてもらうために大切なこと

おはようございます＾＾
レンタル什器屋二代目社長で展示会活用アドバイザーの大島節子です。

昨日は天神祭り。うちは花火の音が聞こえる程度には地元なのですがその時間堺にいたので、祭りっぽさを全く感じられない2016夏でした（笑）。そんな早朝の大阪から今朝もブログをお届けします。

機械要素技術展2016を振り返る会議

昨日は先月、東京ビッグサイトで開催された機械要素技術展に出展されたケイ・エイチ工業さんの展示会会議に参加してきました。

今回は単独の出展ではなく、堺産業振興センターさんのブース内に出展するかたちでした。機械要素技術展はこういったスタイルの出展が非常に多い展示会です。単独出展するとなると３ｍ×３ｍのブースで出展料が７５万円かかるのですが、中小企業が気軽に出展できるよう、各地の支援団体が島ごと借りきり、その地方の企業に区画を割り当てる、という方法をとっています。これをすることで出展にかかる経費を大幅に抑えることができます。ケイ・エイチ工業さんもこのやり方での出展でした。

2,350社から見つけてもらうために

今回の出展では展示に使えるスペースが丸テーブル１個とＡ１パネル表裏という非常に小さいスペースしかありませんでした。なので、

• 表面→　今回の出展商品である「自動縮尺スケール一発！早だしクン」が何ができる商品なのか、ということをわかりやすく説明
• 裏面→　誰のどんなお困り事が解決できる商品なのか、を説明
• 展示台→　実際に体験していただけるよう、実物とサンプル図面を用意

このようなブース作りをしました。

昨日の会議では実際に名刺交換をさせていただいたお客さんと商談した内容を１件１件詳しく聞かせていただきました。とにかくわかりやすさを意識したパネルを作ったので足を止めていただいた時点で「この商品が何ができるか」くらいはわかってるいただいているところからの会話スタートとなり、これまでの出展と比べても具体的な話ができた件数が大幅に増えていました。

具体的には機械メーカー・部品メーカーの設計・製造・購買担当の方と２４件ほどの案件がありました。これを実際の購入につなげていただくためには今後のフォローが欠かせませんが、まずは展示会の目的である「見込み客との出会い」という意味では十分納得の行く結果なのではと思います。

なので、まとめると中小企業が東京の巨大展示会に最低限の経費とスペースで出展するとしても、お客さんにとっての価値をわかりやすく伝えることで2,350社という膨大な数の出展社の中でも埋もれることなく、伝えたいお客さんに伝えたいことを伝えることはできる、ということです。

まとめ

今朝はケイ・エイチ工業さんの機械要素技術展2016を振り返る会議で気付いた小さなブースを見つけてもらうために大切なことを書いてみました。この秋には６回もの出展を控えていらっしゃるので、今回の学びを活かしつつ更にバージョンアップした展示会を一緒に作っていこうと思います。

今日もお読みいただきありがとうございます。

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大島節子

代表取締役 ： （有）マルワ什器

1975年　大阪市生まれ。　1998年家業マルワ什器入社。2001年、26歳のときに売上の95％以上を占める得意先が倒産する、という人生の試練を経験。連鎖倒産の危機を回避し家業を立て直す過程で多くの展示会現場に携わる。現在、什器レンタル屋二代目社長として、また2012年からは展示会活用アドバイザーとしても活動中。

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