権力者なき後の側近
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リーダーとかチームとか, 真田丸
おはようございます^^
レンタル什器屋二代目社長で展示会活用アドバイザーの大島節子です。
お盆休みも終わり、本日から通常営業をはじめさせていただきます。よってブログ再開!
大河ドラマ真田丸第32回「応酬」
月曜恒例真田丸ブログですが、お盆休みをいただいていたため本日更新。第32回「応酬」では秀吉の死後、新しい政治の体制を遺言に沿ってすすめようとするもののなかなかうまくいかず、対立を深めていく石田三成と徳川家康の様子が描かれました。
新しい体制とはいわゆる五大老五奉行制ですが、今年の大河では当時はそう呼ばれていなかったということで五大老は老(おとな)衆と呼ばれています。5人の老衆(=徳川、上杉、毛利、宇喜多、前田)と五奉行(=浅野長政、前田玄以、石田三成、増田長盛、長束正家)の合議制で何事も決めていく、というやり方。三成曰く、
殿下が ご存命の時は
殿下の鶴の一声で 全てが動いた。
これからは 何を決めるのも
10人の同意を そろえねばならぬ。
疲れる。
とのこと。豊臣家のためにこの使命を全うしようと尽くす三成ですが、家康は伏見屋敷に諸大名集めて宴を催したり、伊達・福島・加藤らと次々に勝手に縁組を決めていきます。これは放ってはおけぬと事前に徳川を除く老衆と結束を確認したうえで会議の席に臨むのですが、頼みの上杉景勝は家康に口では勝てず、黙っていられなり「老衆からしりぞいていただく」と声を荒げる三成。しかし家康から「君側の奸の出る幕ではない!」と逆にいなされてしまいます。
今週はこのあと「家康の首を取る!」と三成が宣言するところまで。全体を通して諸大名とのつながりを着実に築いていく家康と、真面目ゆえに人脈作りや根回しが苦手な三成の対比が印象的な回でした。今回はまた初登場の大名がいましたね。前田利家とか長宗我部盛親とか。特に前田利家に関してはこれまで全く出てこなかったので出てこないまま何とかするのかな、と思っていましたがこの回にはやはり不可欠だったみたいで出てきましたね。
また今回は家康が秀吉の死を知るやいなや息子の秀忠を江戸に帰らせたシーンも印象的でした。これは昌幸曰く「信長の二の舞をさけた」ため。本能寺の変の折、信長とともに嫡男の信忠も亡くなってしまったのが織田家衰退の原因ということですね。この辺りは三谷幸喜さんの映画「清須会議」を見ると織田家の人間関係がよくわかります。
ともあれ、偉大な権力者亡き後、側近がどんなにがんばっても権力を維持することは難しいのだな、ということがよくわかる回でした。ここからしばらく三成ファンとしては終わりの日が来ることを覚悟しつつ、これからの三成の采配を楽しみたいと思います。
まとめ
今朝は権力者なき後の側近というタイトルで大河ドラマ真田丸第32回「応酬」について書いてみました。来週は予告では“伏見の長い一日”と言われていましたね。関ヶ原まであと1年半ですが、早々にひと波乱ありそうです。
今日もお読みいただきありがとうございます。
大島節子
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