出展目的を明確にする

おはようございます＾＾
レンタル什器屋二代目社長で展示会活用アドバイザーの大島節子です。

昨日告知しました「失敗しない展示会の作り方7MUST」シリーズを今日から書いていきます。今日お伝えするのは
【第0章】出展目的を明確にする
えっ？！　ゼ、ゼロ章？？？　はい（笑）。昨日の時点では１章から書こうと思っていたのですが、やっぱり先にこの話をしないわけにはいかないわ、と思いなおしまして（汗）。こんなね、フレキシブルな対応ができるのもブログのいいトコロですよね？　（フレキシブルの使い方は合っているのだろうか…）では、はじまり～(^^)

何のために出展するのか30秒で説明してください。

まずね、なぜゼロ章を設けたのかというと、１章からの項目をつぶしていって展示会の準備をソツなくこなしていったとしても、この「出展目的を明確にする」ということができていないときっと迷走するからなんです。私は展示会に出るからには必ず明確な出展目的があるものと思っていましたが案外多いのが「展示会とか出したほうがいいんちゃう、って言われたから」と言う方（笑）。もし今あなたがその状態ならちょっと危機感を持ったほうがいいかも。最低限“自社の強み”と“展示会でその強みを伝えたいお客さん”は言葉にできるようにしておいてくださいね。

次に「何のために展示会に出展するのか30秒で説明してください。」と言われたとして、どんなふうに答えますか？
「自社の商品（技術・サービス）を多くの方に知ってもらうため」
この答えでも不正解ではないのですが、これだと△です。伝えたいお客さんをもっともっと明確にイメージしてください。なぜならば広い層に向けて発っせられたメッセージは結局誰にも刺さらないからなんです。
以前、展活インタビューに登場いただいた三郷金属工業さんは出展ごとに“コンセプトシート”を作りチームで共有されています。
＞＞三郷金属工業さんインタビュー
自社の強みとターゲット＝伝えたいお客さん像がきちんと言葉で説明されているのがわかりますよね。

三郷金属工業さんのブース　機械要素技術展2014

まとめ

マルワ什器が展示会に関わるようになってから10年と少し。その間関わった展示会の数は1000を超えます。今まで見てきた出展事例を振り返ってみてやっぱり何よりも先にこの「出展目的を明確にする」ということをお伝えすることが重要だと思いました。理由は目的が明確になっていないと成果に結びつく販促物が作れないからです。でもそれ以上に大切なことがあると最近気付きました。人は「誰かの役に立ちたい」生き物なんですよね。だからこの商品・技術・サービスを知ってもらうことで今こんなことで悩んでいる人の役に立ちたい！という思いがまずあって、その一人の顔を浮かべながら展示会の準備をしたら準備期間も出展中もその後のフォローも楽しいんですよ！　楽しみながら仕事をしている人の周りには楽しみながら仕事をしている人が集まります。楽しいからもっと仕事する。みんなでもっと良くなる。そういう好循環が起こっていくんですよね～
出展すると決めたからには楽しみましょうよ！　そのためにあなたは誰の役に立ちたいのか、一人の顔が浮かぶまで一度じっくり考えてみませんか？　ね、上の写真の三郷金属工業の皆さん楽しそうでしょ？！

明日は明日こそは（笑）第1章を書きます。

今日もお読みいただきありがとうございます！

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大島節子

代表取締役 ： （有）マルワ什器

1975年　大阪市生まれ。　1998年家業マルワ什器入社。2001年、26歳のときに売上の95％以上を占める得意先が倒産する、という人生の試練を経験。連鎖倒産の危機を回避し家業を立て直す過程で多くの展示会現場に携わる。現在、什器レンタル屋二代目社長として、また2012年からは展示会活用アドバイザーとしても活動中。

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