ないものを補い合う法則

おはようございます＾＾
レンタル什器屋二代目社長で展示会活用アドバイザーの大島節子です。

昨日から雨が降り続いているためか昨夜は大変静かで眠りが深く目覚めもすっきりしています。そんな早朝の大阪から今朝もブログをお届けします。

つるふさの法則

つるふさの法則、というものをご存知でしょうか？　私はこの現象は知っていたのですが、今回このことを書こうと思って調べてみたところウィキペディアがあって笑ってしまいました（笑）。

つるふさの法則とはソ連・ロシアの最高権力者はハゲの方の次はフサフサの方が就任する、というサイクルを繰り返している法則のことです。最近で言うとゴルバチョフ（ツル）→エリツィン（フサ）→プーチン（ツル）→メドヴェージェフ（フサ）→プーチン（ツル）というように。

髪の毛は目に見えるのでわかりやすいですが、展示会活用アドバイザーという仕事を通じて色んな中小企業の先代さんと後継者さんの関係性を見ていると見えないところでこの“ないものを補い合う法則”が成り立っているな、と感じることがよくあります。

お父さんが苦手なことをサポートしたいという想い

製造業で多いのは創業社長のお父さんは職人タイプなので、後を継がれる方は数字や営業に強くなろうとなさる。また、創業者のお父さんがひらめきを重視されるタイプだと、二代目さんは慎重な理論派だったり。

これは生まれ持った性格というよりは長年お父さんとお父さんを支えるお母さんを見てきて、自分はこのお父さんに足りない部分を補えるような存在になっていかなければならない、という強い意識がお子さんをそういうタイプに成長させていくのではないかと思うんですよね。

私の例で恐縮ですが、父は人前で話すのが苦手でした。私も本来は人前に立つことが本当に苦手で、小学四年生のときに区から賞をいただいた際も表彰式に出席するのが嫌で泣きじゃくったという逸話を持っているほどです（いまだにこのエピソードで笑われてます）。でも人前で話すのが苦手、ということがマルワ什器にとって決して良いことではない、とわかっていたのでこの苦手をなんとかしたかったんです。おかげさまで今でも決して得意ではありませんが、人前で話すということを仕事にするところまで来れましたし、もし今も苦手なままだったらマルワ什器はこういうかたちでは残っていなかっただろうな、と思います。

でもただお父さんの苦手を補いたいという想いはこの上なく尊いのですが、それだけだとしたら二代目の人生ってなんなんだろう、となりますよね。私が思う幸せな後継者の仕事というものが最近ずいぶん明確になってきました。私は何人ものキラキラした後継者社長を存じ上げていますが、その方たちの共通点は「やるべきこと」と「やってきたこと・好きなこと」の交わるところが見つかった人です。この交点の先に自社の明るい未来を描けるようになった後継者さんはほんとに幸せそうです。

展活のコンセプト明確化ワークもこの交点を見つける助けになると思うんですよね。まだそういう使い方はしたことがないんですが。後継者社長の幸せな仕事の在り方を見つけることと展活の使命は一致しているので、引き続きこの活動を続ける中でそんな事例が出てきたらうれしいな、と思います(^^)。

まとめ

今朝は「ないものを補い合う法則」というタイトルで、先代と後継者の関係性に思いを馳せ、後継者の幸せな仕事の在り方について書いてみました。

今日もお読みいただきありがとうございます。

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大島節子

代表取締役 ： （有）マルワ什器

1975年　大阪市生まれ。　1998年家業マルワ什器入社。2001年、26歳のときに売上の95％以上を占める得意先が倒産する、という人生の試練を経験。連鎖倒産の危機を回避し家業を立て直す過程で多くの展示会現場に携わる。現在、什器レンタル屋二代目社長として、また2012年からは展示会活用アドバイザーとしても活動中。

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