出展後の満足度が高い企業の共通点
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展活=展示会活用のはなし 分析
おはようございます^^
レンタル什器屋二代目社長で展示会活用アドバイザーの大島節子です。
12月7日の今朝は暦の上では大雪(たいせつ)ということで、いよいよ本格的な冬へ突入する日。6時を過ぎてもなかなか明るくなってこない早朝の大阪から今朝もブログをお届けします。
展ゼミを3年やってみて見えてきたこと
展示会出展ゼミという連続講座の講師を3年間やらせていただいたことで、見えてきたことの一つに“出展後の満足度と出展回数の関係性”があります。
満足度の定義にもいろいろあると思いますが、私が今回注目したのは下記の4点です。
- 最初に定めた出展目的を果たしたかどうか
- 客観的に見て出展メリットがあったかどうか
- アンケートに書いていただいた内容
- 成果報告会での報告の様子から満足が感じられるかどうか
上の4点で満足度を測りABCランクをつけたものと出展回数とを表にすると下記のようになりました。
傾向としては出展回数を重ねるごとに満足度は減っていくことが見えてきます。確かに1年目は単純に商談が成立したかどうか以外にも展示会をやったから得られた気付きも多いので、満足度が高い傾向になることはわかります。しかし毎年出展されていても満足度が高い企業もある、ということはそこになんらかの違いと共通点が見出せるのではないかと思うのです。
満足度が高い企業がやっていること
まず、言えるのは去年と同じ出展内容のままで前回よりも満足度が上がることはほぼない、ということです。よっぽどブース位置に恵まれたり、何かしらタイムリーな出来事と出展内容が一致するようなミラクルが起これば話は違ってくるかもしれませんが、私が見てきた中ではほぼないです。前回の出展を振り返り、改善点を見つけ変えていかれたところは満足度が高くなるようです。
また、担当を降ろしていくというのも一つの傾向です。何年も同じ展示会に出し続けるのであれば、毎年同じ人が担当するのではなく、できれば若い世代に担当してもらうようにする。そうすることで展示会の内容にも新しい切り口が加わって新鮮味が出てきますし、またそのような仕事を任せることで若手社員さんが成長する、という会社にとってのメリットが得られます。
以前、展示会には正解も完成もない、と書きましたが、こうやって傾向を具体的に数字にしてみると本当にそうですね。一度、ものすごく満足のいく展示会ができてもその次も同じことをしていたのではその時に得られた満足を超えることはできないんですね。常にバージョンアップを繰り返していく企業だけが満足のいく展示会を継続して作っていくことができる。なんか人生と一緒ですね(^^)。
まとめ
今日は展示会出展後の満足度と出展回数の関係性を読み、出展を繰り返しても満足度が高くありつづける企業の共通点について書いてみました。
今日もお読みいただきありがとうございます。
大島節子
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