展示会のマンネリ化という悩みの本質

おはようございます＾＾
レンタル什器屋二代目社長で展示会活用アドバイザーの大島節子です。

明るくなるのが早くなってきましたね！5時台からほんのり明るいです。そんな早朝の大阪から今朝もブログをお届けします。

何年も展示会に継続して出展していると…

展示会に何年も継続して出展していると多くの企業がぶちあたってしまう問題、それが「展示会のマンネリ化」です。「マンネリ化対策としてできることは何かありますか？」という質問を時々いただきます。

手軽にできる対策としては若い社員さんや女性社員さんにお任せしてみる、という方法です。このやり方で見せ方がガラっと変わった企業を何社か見てきました。また、そのことによって社員さんが活き活きとされたり、すごく成長されたりするという経営者にとってうれしい副産物も得られます。

でもマンネリ化対策をしたい、とおっしゃる社長さんの悩みの本質はそういうことではないのかな、とも考えます。

マンネリ化対策は本当に必要か

展示会のマンネリ化が悩みだ、と言われる社長さんの真意って何なのでしょうね。問題はマンネリ化ではないと思うんですよ。例えば新商品があれば伝えるべきことが変わるので当然、新鮮な展示会になりますよね。つまり何年も同じものを同じ売り方で売ってるからマンネリ化するわけで、悩みの本質は「何年も同じものを同じ売り方で売っていていいのだろうか」なのではないかな、と思うのです。

なので、結局いつもの話に戻るのですが大事なのは「目的を明確にする」という時間を一度改めてきちんと持つことだと思います。（具体的な方法はこちらの記事にあります。）目的を明確にし、出展コンセプトシートを書き上げた上で自社の商品を今までどおりのお客さんに今までと同じ方法で買っていただくというやり方でいいのか改めて考えることです。

考えた結果、お客さんも社員さんも協力会社もみんな幸せになれるような三方良し経営ができている、という結論に達したのであれば無理に変える必要はないと思います。マンネリ化万歳です。胸張って誇りをもってマンネリ化する姿はきっと輝いています。

ただ、出展コンセプトシートを書き上げていく中で今まで気付いていなかったことに気付くこともあります。それに気付いてしまったら展示会は変わらざるをえません。

伝えたいことはこの黄色の部分にある「出展商品・技術・サービスの価値、強み」です。

でもこちらの部分をじっくり考えることによって

• 本当に伝えたいお客さん
• お客さんが本当に欲していること・困っていること
• 本当に伝えたいお客さんのためにできること

など今まで気付いていなかったことに気付くようなことがあれば展示会はおのずと変わっていきます。それが真の意味でのマンネリ化対策であり、繰り返しになりますが「出展目的を明確にする」という時間をきちんと設けることが大切だと私は思います。

まとめ

今朝は展示会のマンネリ化という悩みの本質というタイトルでブログを書いてみました。実は名古屋の展活プレセミナーでこの質問をいただきました。人間って問われてはじめて考えるんですよね。質問をいただくことでじっくりと考え、考えをまとめてブログで発信しノウハウがたまっていきます。質問いただけることは本当にありがたい。なのでこれからもいい質問をお待ちしています(^^)。

今日もお読みいただきありがとうございます。

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大島節子

代表取締役 ： （有）マルワ什器

1975年　大阪市生まれ。　1998年家業マルワ什器入社。2001年、26歳のときに売上の95％以上を占める得意先が倒産する、という人生の試練を経験。連鎖倒産の危機を回避し家業を立て直す過程で多くの展示会現場に携わる。現在、什器レンタル屋二代目社長として、また2012年からは展示会活用アドバイザーとしても活動中。

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