“幸せな後継者シリーズ”構想

公開日： 2016/05/25 : リーダーとかチームとか, 心のはなし

おはようございます＾＾
レンタル什器屋二代目社長で展示会活用アドバイザーの大島節子です。

日に日に暑くなってきました。昼間はエアコンを入れるのかガマンするのか、、、試されてる感じですね（笑）。そんな早朝の大阪から今朝もブログをお届けします。

幸せな後継者とは

ブログに以前にも書いたことがあるのですが、私が思う幸せな後継者とは「やるべきこと」と「やってきたこと・好きなこと」の交わるところが見つかった人です。例えば演劇が好きだとして会社のお金で劇場を建てて好きな俳優を呼んで芝居をさせたものの赤字で会社の利益を食いつぶしているとしたら。そんな人は私が思うところの幸せな後継者なんかじゃありません。ただの道楽者です。また逆に家業を守るために後継者が「自分が犠牲になった」なんて感じていたとしたら、いくら会社が儲かっていても守りたかったはずの家族や社員さんたちにとってそれは悲しいことです。そうではなくて心から仕事を楽しみながら会社を儲けさせ未来へつないでけるような仕事の仕方をしている人。まわりを幸せにして、自分も楽しんでいる人。それが私が思う幸せな後継者の定義です。

私はかつて売上の95％以上を占める得意先の倒産を経験しその損失を埋めるためにただただ“お金をかせぐため”だけに働いていた時期がありました。とにかく家業をつぶしたくない一心でやれることは全部やったので数年後にはお金を稼ぎ家業をつぶさない方法はわかりました。にもかかわらずまったく幸せな未来が見えませんでした。このまま突き進んでも誰も幸せになれない。家族を守るために社長を引き継いでこんなにがんばってるのにどうしてこんな辛いことばかりなんだろう。そんな気持ちで鬱々としていたのが今から６年くらい前、私が３４、３５歳くらいの頃のはなしです。

そのときはわからなかったのですが、今ならわかります。幸せの定義は人それぞれでお金をかせげるから幸せなわけじゃない。その“それぞれの幸せ”の本質をつかみ、家業とうまくからめ相乗効果を出せるようなポイントが見つかった人、それが幸せな後継者だと思うんですよね。私にとってそれは展活でした。展示会活用法をお伝えすることで私と同じようながんばってる中小企業の経営者、特に後継者をサポートする、そこから得た経験が家業に還元されマルワ什器はいい会社になりみんなで幸せな未来に向かっていける、そんな好循環がようやく回りはじめたところに今います。

そのそれぞれの幸せの本質をつかむ、ってところが最大の難点でありおもしろいところなのですが、明後日のe製造業の会・展活勉強会共同開催5月例会で講演いただく大阪製罐の清水社長はそれを見つけた人です。

shimizu

清水さんは子供の頃から「人を楽しませること」が大好きな人でした。その人を楽しませることが大好きだ、という気持ちと家業である製缶業の交わるところが“お菓子のミカタ”というブランド名を持つ洋菓子店向け小ロット缶販売、という新しい市場です。画像にある27日の講演は明後日ですでに懇親会の締め切りは終わっているのですが、講演のみでしたら今からでもお申し込みいただけます。こちらのフォームから参加希望のむねをお書きいただき送信ください。講演内容の詳細はこちら。私ももちろん会場でお待ちしています。

そして今朝のブログのタイトルにありますように今、私の中で“幸せな後継者シリーズ”というものを書きたい欲求がフツフツと湧き上がっています。清水さんを筆頭にすでに何人かの候補が浮かんでいます。突然「インタビューさせてください！」と押しかけるかもしれませんが、これはこの先後継者になって行かれる世代に伝えるべきことだと思うんですよね。なので「どうぞどうぞ！」とご快諾くださいね（笑）。

まとめ

今朝は“幸せな後継者シリーズ”構想というタイトルで私が思う幸せな後継者の定義とそれを具体的にお伝えするためのインタビュー記事シリーズ構想について書いてみました。今日はこれから香川に向かいます。香川初講演の報告は明日のブログでお伝えします(^^)。

今日もお読みいただきありがとうございます。

この記事を書いた人
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大島節子

代表取締役：（有）マルワ什器

1975年　大阪市生まれ。　1998年家業マルワ什器入社。2001年、26歳のときに売上の95％以上を占める得意先が倒産する、という人生の試練を経験。連鎖倒産の危機を回避し家業を立て直す過程で多くの展示会現場に携わる。現在、什器レンタル屋二代目社長として、また2012年からは展示会活用アドバイザーとしても活動中。