展活誕生前夜のはなし　第２話

おはようございます＾＾
レンタル什器屋二代目社長で展示会活用アドバイザーの大島節子です。

昨日から「展活誕生前夜のはなし」と題して“なぜ展活だったのか”を言葉にしストーリーにする試みをはじめています。今までに書いたものはこちら。

・展活誕生前夜のはなし　第１話

今日は第２話を書いていきます。

「社長道場」での経営修行で手に入れたもの

昨日の第１話では唯一の得意先の倒産を経験し連鎖倒産を回避するために思いつくことは全てやった、というところまでを書きました。営業のやり方がわからなかったのでよくジュンク堂でビジネス書を立ち読みしていたのですが、そんな中で出会った一冊『儲からんのはアンタのせいや―企業再建「五つの鉄則」』から何か光を感じたんですよね。そしてたまたま大阪産業創造館でこの本の著者である桂幹人先生が社長向けの企業再建塾を開催されていらっしゃることを知り受講を決意します。当時、学生時代からコツコツと貯めていた結婚資金が300万円あったのですが、既にほとんど資金繰りに使ってしまっていて、最後の10万円をこの塾の受講料として奥歯を噛み締めて振り込んだのを今も覚えています。

こちらは社長道場の最終講後の懇親会での記念写真です。前列中央が桂先生でその隣が産創館の中根さん。ピンク着てるのが私で、後列の黄緑はこのブログにしょっちゅう出てくる平野さんです。

ここでの学びで手に入れたものが３つありますので書いていきます。

仕事の作り方（外）

得意先の倒産以降、無我夢中で営業をしているつもりでしたが、それは営業をしている気になっているだけで、仕事にはやり方があるんだ、ということがわかりました。例えばＤＭを打つにしてもまずは自社にできることを明確にし、お客様が求めていらっしゃることを把握する。それを伝わるようなＤＭを作りリストを入手して送る。反応があれば“どこに反応したのか”や“誰が反応したのか”を検証し、次のＤＭに反映させる。仕事ってそうやって生まれ、回していくうちに育っていくものなんだ、ということがわかりました。

この塾の翌年に売上１５０％アップを成し遂げ「やっていける」という自信がついたこと。これは何よりも大きな収穫でした。

仕事の見つめ方・見直し方（内）

１社としか仕事をしていなかったときは毎月１回しかお金は入ってこなかったので、入ってきたお金から支払いをし残れば利益。足りなければ赤字、という非常にわかりやすい経理だったんです。それが複数の企業さんと仕事をさせていただけるようになると入金サイクルがバラバラなのでリアルタイムで現状を把握するには経理のやり方に工夫が必要なんですよね。今マルワ什器には独自の経理のやり方があるのですが、それができた最初のきかっけはこの塾でした。

共にがんばる仲間の存在（心）

連鎖倒産の危機を回避しようと一人でもがいていた頃は世界中で一番大変な思いをしているのは私だ、くらいに思ってました（笑）。でもここで出会った社長さんや後継者さんたちと話すうちにみんながんばってるんだなーと知りました。うちは確かに大変だったけど変な借金はありませんでした。それだけでもすごくありがたいことなんだ、と。この先ずっと仲間の存在が支えになっていってくれるので、明日以降の話も仲間はキーワードになっていくと思います。

社長道場を経て29歳で社長になってその前後はメディアにも取り上げていただきました。

まとめ

今朝は展活誕生前夜のはなし第２話ということで2003年に受講した社長道場で得たものを中心に書いてみました。展活が生まれるのは2012年なのでまだまだ先ですね（笑）。明日は第３話を書きます。

今日もお読みいただきありがとうございます。

The following two tabs change content below.

• この記事を書いた人
• 最新の記事

大島節子

代表取締役 ： （有）マルワ什器

1975年　大阪市生まれ。　1998年家業マルワ什器入社。2001年、26歳のときに売上の95％以上を占める得意先が倒産する、という人生の試練を経験。連鎖倒産の危機を回避し家業を立て直す過程で多くの展示会現場に携わる。現在、什器レンタル屋二代目社長として、また2012年からは展示会活用アドバイザーとしても活動中。

最新記事 by 大島節子 (全て見る)

• ブログ引越しました！ - 2017年2月1日
• ブログ引越します - 2017年1月31日
• 名古屋展活セミナー2016　成果報告会レポ - 2017年1月30日