模擬ブースから見えてくるもの

おはようございます＾＾
レンタル什器屋二代目社長で展示会活用アドバイザーの大島節子です。

今朝は名古屋にいます。こちらもずいぶん涼しくすごしやすい朝。そんな早朝の名古屋から今朝もブログをお届けします。

出展１ヶ月前にやっておきたいこと

このブログで何度も紹介してきましたように、今年の４月からあいち産業振興機構さん主催の「展活セミナー」という連続講座の講師をさせていただいています。この講座は今年の秋の展示会出展に向けて春から準備をしていく、という内容。この講座の参加企業さんたちのほとんどが10月26日からポートメッセナゴヤで開催される「メッセナゴヤ」に出展されるので、今は大体出展の１ヶ月前になります。

このタイミングに合わせて現在、参加企業さんの企業訪問をさせていただいています。私のセミナーでは必ずお伝えしているのですが、この時期にぜひやっていただきたいのが「模擬ブース」です。1ヶ月前に模擬ブースを作ることで足りないものが明確になり、この時期であれば何をするにしても間に合います。なので「訪問時には模擬ブースを作っておいてください」とお願いしています。

何日かに分けて複数の企業を訪問しているのですが、昨日は岐阜のエドランド工業さんにおじゃましてきました。エドランド工業さんは刃物の町、関市で100年前から刃物を作ってこられた会社で、現在は機械刃物を製造されています。今年のメッセナゴヤが展示会初出展で、この目標に向けて春から講座を通して一緒に学んできました。

そんなエドランド工業さんが作られた模擬ブースがこちら！

工場の角を利用して模擬ブースを作っておられました。今回メッセナゴヤでの小間位置は角だったので展示台として使用するテーブルはL字型に配置し、展示する予定のサンプルと動画用のモニターを置いてみられました。壁面の掲示物は既に完成しているチラシを解体しA4用紙に割り付けて印刷しそれを貼り合わせてタペストリーのサイズ感を実感するために実際のパネルの高さに合わせて設置されました。

一部のサンプルを除いてここにあるものは全て仮ですが、これをやることで今後１ヶ月間でやるべきことが余すところなく明確になります。なので昨日の訪問時の打ち合わせは具体的にあと何を買ったり作ったりすればいいか、という話だけをサクサクと進めることができました。

具体的には

• タペストリーのサイズ・素材・加工方法・設置方法
• 展示台に使うテーブルクロスに入れる言葉・素材・加工方法
• 展示品を入れるケース
• カーペットや照明の色や仕様
• 動画の編集ポイント

などを一緒に確認しながら決めていきました。

具体的に挙げると１ヶ月でやることはまだまだあるかのように見えるのですが、ここまで“見える化”されていればあとはもうチェックリストを消化していくだけなんですよね。これは半年前からコンセプトを明確にしはじめ、３ヶ月前からチラシを作りはじめていたからできることです。

メッセナゴヤ当日は初出展とは思えない“問題解決型ブース”をお披露目できることになるはずです。10月26日～29日メッセナゴヤ2016第２展示館2A-15にぜひお越しください！

まとめ

今朝は模擬ブースから見えてくるものとして展示会出展の１ヶ月前にやっておきたいことをエドランド工業さんの事例で紹介してみました。

今日もお読みいただきありがとうございます。

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大島節子

代表取締役 ： （有）マルワ什器

1975年　大阪市生まれ。　1998年家業マルワ什器入社。2001年、26歳のときに売上の95％以上を占める得意先が倒産する、という人生の試練を経験。連鎖倒産の危機を回避し家業を立て直す過程で多くの展示会現場に携わる。現在、什器レンタル屋二代目社長として、また2012年からは展示会活用アドバイザーとしても活動中。

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