つながりの経済を感じるこの頃

おはようございます＾＾
レンタル什器屋二代目社長で展示会活用アドバイザーの大島節子です。

台風一過で涼しいというよりかは肌寒い朝。そんな早朝の大阪から今朝もブログをお届けします。

Facebookでのやりとりがきっかけで

モノがあふれる時代と言われるようになって久しい昨今。人にモノが欲しい！買おう！と思ってもらうために広告を打ったり営業をかけたりするのですが、その効果がどんどん弱まってきているように感じます。しかしだからといって人がモノを欲しい！買おう！と思わなくなるというわけではなくて、そう思うきっかけが広告や営業ではない場面が増えてきているんじゃないかな、と。

先日、そんな思いが目に見えるかたちになった瞬間に遭遇しました。いつものようにケイ・エイチ工業さんで展示会に向けてタペストリー制作の打合せをしていました。パソコンの画面にブース画像を映しながら「これくらいの文字の大きさにしたいんですよね。これって何cmくらいでしょう？　あ！“一発！早出しクン”で測ればいいやん！」という流れになってパソコン画面に早出しクンをあててサイズを測ってたんです。その様子がおもしろくて早出しクンはこんなところでも使えるんだなーと思ったので写真を撮ってFacebookにアップしました。

ちなみに“自動縮尺デジタルスケール　一発早出しクン”とは縮尺がわからない図面の寸法出しが自動でできるものさしで、ケイ・エイチ工業さんのオリジナル開発商品です。この日も秋の展示会にこの商品を出展するためのブースについて打合せをしていました。

するとFacebookに写真をアップしてから約１時間後に蒲郡製作所の伊藤社長からこんなコメントが！！

投稿がきっかけで売れてしまった！（笑）もちろん伊藤さんには元々「縮尺がわからない図面を読まなければならない場面」があり潜在的なニーズがあったから行動を起こしてくださったわけで、この投稿はきっかけに過ぎなかったのですが、逆に言うと潜在ニーズを具体的行動に移してもらえたきっかけは何気ない投稿だった、と言うこともできると思うんです。「この人がいいと言うなら買おうかな」的な気持ちになっていただくこと、それを知る場所がFacebookであるということ、これがこの時代の口コミなのかな、と。

更に昨日はレーザーテックの浜野社長もお買い上げくださり、こんなニッチな商品がFacebookで売れるんだなーすごいなーと感じています。

まぁただね、この商品、商品名が商品名なので買う過程とか買った後のコミュニケーションで必ず下ネタトークになるので、この先ケイ・エイチ工業の若い女性社員さんがこれを担当するのは嫌がるだろうな、というこの１点だけが心配(^^;;

ともあれ、藤村正宏さん曰く「関係性資本主義」という名の新しい現象、製造業のニッチなマーケットでも起こりはじめています。その現場に遭遇できて非常に興味深い経験をさせていただきました！ありがとうございます(^^)

まとめ

今朝のブログはつながりの経済を感じるこの頃というタイトルでFacebookがきっかけで売れてしまった「一発！早出しクン」のエピソードでした。

今日もお読みいただきありがとうございます。

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大島節子

代表取締役 ： （有）マルワ什器

1975年　大阪市生まれ。　1998年家業マルワ什器入社。2001年、26歳のときに売上の95％以上を占める得意先が倒産する、という人生の試練を経験。連鎖倒産の危機を回避し家業を立て直す過程で多くの展示会現場に携わる。現在、什器レンタル屋二代目社長として、また2012年からは展示会活用アドバイザーとしても活動中。

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