*      

アオハタ

公開日: : お魚料理

アオハタがやたらと釣れます。

北に行っても南に行ってもアオハタが釣れる。

5〜10年前、よく釣れたホウボウがすっかりアオハタに変わったイメージです。

で、昔はアオハタって少し水っぽくて、ハタの中で最弱やなみたいに思ってたのですが、最近釣ってきて食べるとなんとも旨い。釣った後の処理なんかが上手くなってきたのかな?

刺身も旨い。皮付きでもおいしいし、皮引いてもおいしい。

けど、1番旨いなと思うのは清蒸(清蒸鮮魚)。少し調べてたらこのdancyuの記事が面白かったです。

香港で出会った天地がひっくり返るほど旨い「清蒸」|世界のおいしいレシピ① | 世界の○○~記憶に残る異国の一皿~ | 【公式】dancyu (ダンチュウ)

開高健さんがずいぶん昔に書いたりしてたんですね。さすがです。

この記事にもあるように、お店で食べるとすんごい値段…

私が初めて食べたのは昔住んでたところの下に中華屋さんがオープンして、そこのマスターが招待してくれて食べさせてくれたのが最初かと思います。約20年前。

そのお店はその後、あっという間に関西を代表する中華の名店になり、いまだに清蒸は看板メニュー。

その時思ったのはめちゃおいしいし、これ自分でも作れるよなって事で、その後20年、手頃なハタが釣れるたびに試して、ハタ以外にもフエダイ系やオジサンでも旨いなとか、鯛はスタンドアサヒ風に骨蒸しでポン酢の方が旨いなとか、色々研究してきました。

まあ、レシピは今は検索すればいくらでも有りますが、ちょっとした美味しくできる、自分なりのポイントを書いときますと、魚は軽く塩して1〜2時間置いてから蒸すのが良いかと思います。急いでたらしなくてもいいですが。

蒸す時はネギの青いとことか、生姜なんかも少し入れて、お酒をふりかけて蒸すとおいしいです。

タレには中国の香醋を使いたいです。これはできれば使いたい… 一回これでやると普通のお酢には戻れなくなるくらい違います。業務スーパーなんかで買える鎮江香醋とかです。
あと、中双糖と醤油(うちでは牡蠣醤油)を混ぜて軽く煮詰めたものをタレとします。匂いが苦手でなければナンプラー等の魚醤を少し混ぜてもコクが出ます。

かける油はピーナッツオイルが良いです。米油と胡麻油混ぜたりしてもおいしいかと思いますが、ピーナッツオイル使うと清蒸って感じの味になります。Amazonとかでも買えるのでね。

野菜は白髪ネギ(針生姜は有っても無くても)。これは油をかける前に乗せておいて、苦手でなければ、油をかけた後にパクチーを乗せても旨いです。

八角の香りが嫌いでなければ、極少量(耳かき一杯くらい)の五香粉をかけてから油をかけてもおいしいです。

釣りのような趣味に経費とか原価とか野暮な事は言いたくないですが、アオハタ釣って、家で清蒸やれば、外で食べる事思うと、全部の経費回収できちゃってるくらいの価値ありますよね。

てか、はよ釣り行きたい。今年は彼岸ブリ釣りたいな〜 今年の初回、いきなりブチ切られましたよ。かなりデカかったか、4本針でかかり方悪かったのか、全然巻けませんでした。悔しくて泣きました。

針は一本!

The following two tabs change content below.
アバター画像
大島茂。釣り歴43年のマルワ什器取締役、兼お魚部長。 某メーカーフィールドテスターを務めていた釣りキチの父の指導の下、 3歳から釣りを始め、小学校に上がるころには遠くの海まで一人で電車で釣りに行くようになり、 ブラックバスブーム以降はルアーフィッシングにハマり、現在は主にジギング、 特にシーカヤックからのジギングを中心に様々な釣りを楽しんでます。 また、幼いころから包丁を握り、釣ってきた魚は全て自分で捌く、 買ってきた魚でも、自分で食べる魚は基本的に一から自分で捌くをモットーに、 日々魚料理の腕を磨いてます。 そして、魚を釣ったり食べたりするだけでなく、 その生態自体にも興味津々の自他ともに認める魚ヲタで、 最近は魚のみならず、水生昆虫まで含む、水辺の生き物全体を愛し、研究中。 そんなお魚部長による、仕事と全く関係のないブログです。
アバター画像

最新記事 by お魚部長 (全て見る)

記事を気に入ったらシェアをしてね

関連記事

天然シマアジ

なんとも贅沢な話ですが、ここ数年、とても状態の良い天然シマアジを何度も食べる機会がありまして、それ

記事を読む

桜ブリ

一年に2、3ヶ月しかないおいしいブリがカヤックで狙えるシーズンでございます。 前回、めちゃく

記事を読む

アオダイ

今回は某所にて、鹿児島産、朝どれのアオダイをゲットしたのでそのお話です。 アオダイは

記事を読む

サザナミダイ

道が崩れたり、天候と仕事の兼ね合いが難しかったりと、なかなか行けてなかった南の方へ釣りに行きました

記事を読む

安乗の釣り金アジ&日本海のギガアジ

今回はマアジです。マアジって、ほんとに1種類なの?ってくらい色んなマアジがいますね。 大きさ

記事を読む

イシガキダイ&イシダイ

磯釣りの世界で石物と呼ばれるイシダイ、イシガキダイは特別な存在です。 自分は四才の時に釣った

記事を読む

オオヒメ

前回、ハチビキを取り上げた時に、高知で食べたチビキを思い出して、それからというもの、チビキ系が食べ

記事を読む

アイナメ

今回はアイナメです。 私は、子供の頃から根魚が大好きで、一番好きな釣りが穴釣りっていう小学生

記事を読む

カタボシイワシ2

カタボシイワシの続きですね。 カタボシイワシ、とりあえずシンプルに塩焼きにしてみました。

記事を読む

イシガレイ&マコガレイ2

前回からの続きで、熟成魚のお話しですが、単純に好みの話ですよね。ラーメンも硬めが好きな人もいれば、

記事を読む

20kgのヒラマサの腹身

今年は大型のヒラマサの調子が良いのか、大きなやつをよく見かけます。

桜ブリ

一年に2、3ヶ月しかないおいしいブリがカヤックで狙えるシーズンでござ

神戸須磨シーワールド

超久しぶりのカテゴリー、水族館レポートを久しぶりに書いてみようと思い

新ノリ

一昨年ですかね、我が家の定番となっている、人混みを避けた、2月入って

コノシロ

今回はコノシロです。 値段とか、味とか、色々含めて、コハダより

→もっと見る



  • 大島茂:マルワ什器取締役、兼お魚部長
    釣り歴43年のマルワ什器取締役、兼お魚部長。 某メーカーフィールドテスターを務めていた釣りキチの父の指導の下、 3歳から釣りを始め、小学校に上がるころには遠くの海まで一人で電車で釣りに行くようになり、 ブラックバスブーム以降はルアーフィッシングにハマり、現在は主にジギング、 特にシーカヤックからのジギングを中心に様々な釣りを楽しんでます。 また、幼いころから包丁を握り、釣ってきた魚は全て自分で捌く、 買ってきた魚でも、自分で食べる魚は基本的に一から自分で捌くをモットーに、 日々魚料理の腕を磨いてます。 そして、魚を釣ったり食べたりするだけでなく、 その生態自体にも興味津々の自他ともに認める魚ヲタで、 最近は魚のみならず、水生昆虫まで含む、水辺の生き物全体を愛し、研究中。 そんなお魚部長による、仕事と全く関係のないブログです。
PAGE TOP ↑